菊花賞はエピファネイアの完勝。最後の一冠を制す

菊花賞

1着 エピファネイア
2着 サトノノブレス
3着 バンデ

不良馬場での開催となった菊花賞は単勝オッズ1.6倍の圧倒的人気に支持されたエピファネイアが、前々から押し切る5馬身差の圧勝。力の差を見せつける結果となりました。
2着には中団から内を通って押し上げたサトノノブレス。3着には逃げ粘ったバンデ。ある程度前にいないと厳しいという展開のレースになりました。

勝ったエピファネイアはスタート直後からかかる素振りを見せていましたが、鞍上福永騎手がどうにか抑えるとあとは危なげのない展開でした。
能力的には完全に一枚上だったという印象で、今後も折り合いには課題が残りそうですが、ダービー馬のキズナとの再対決や古馬との対戦が非常に楽しみです。
今後はJCを使うかどうかというところですが、是非出てきてほしいものです。

2着サトノノブレスは内々を回りロスのない好騎乗。勝ったエピファネイアとは差がありましたが乗り方も含めて非常にいい競馬だったと言えると思います。
現状では決め手の足りない印象はありますが、ここからどう成長していくかですね。
現状ではディープインパクト産駒という事もありますし、トーセンラーやダノンバラードのように強いんだけど少し足りない、というタイプになりそうな感じですね。

3着バンデは個性的な逃げ馬としての可能性をとにかく感じますね。
スタミナもありますし、今後どこか大舞台での一発を期待したくなります。
今回に関しては楽ではないペースで引っ張りましたし、この馬の形には持ち込めたという評価でいいのではないでしょうか。
エピファネイアがこの馬の直後からついてくる形ではちょっと苦しかったですね。個人的にも今後注目したい一頭です。

2番人気で13着のマジェスティハーツは、後方からの位置取りで今回はチャンスがなかったですね。馬場も影響したのかもしれません。
不良馬場でこの展開という組み合わせが今回は厳しかったんだと思いますので、距離については今回のレースだけでは判断しない方が良さそうな気もします。血統構成が似ているカポーティスターのような立場で2400あたりの重賞に出られれば面白そうなんですけどね。

神戸新聞杯はエピファネイアが折り合って完勝。菊花賞へ死角なし

神戸新聞杯

1着 エピファネイア
2着 マジェスティハーツ
3着 サトノノブレス

単勝オッズ1.4倍と圧倒的な人気に支持されたエピファネイアがその期待に応え完勝。菊花賞へ向けて非常にいいスタートを切れました。

勝ったエピファネイアは不安視されていた折り合いも大きな問題にはならず、中団から徐々に押し上げ4コーナーで先頭を射程圏に捉える形。全く危なげのない勝利でした。
極端に控えたり、馬群に入れたりする事もなく、このレースが出来た事はエピファネイアと福永騎手にとって大きな収穫ですね。
菊花賞に向けてという意味では、やはり3000mが適距離という事はないでしょうからエピファネイアの不安が消えたわけではありませんがメドは立ちました。他馬との比較で見れば、やはりこの馬で仕方ないのかなという結論になってしまいますね。

2着マジェスティハーツは後方から進め、末脚が光りました。
元々ここまで控える馬ではありませんが、今回はうまくハマりましたね。4コーナーも内を回して直線向いてから外に出す形で、本当に直線だけで持ってきたというレースでした。
この日も手綱をとった森一馬騎手ですが勝利数の問題でG1へは乗れず、菊花賞では武豊騎手が乗るようです。
今回のように溜めて乗るなら2,3着が怖いですね。そのパターンがあるとすればテイエムイナズマかと思っていたのですが、2頭注意しなければならないようです。

3着サトノノブレスはとにかく菊花賞出走権がとれたのが一番ですね。このレースでするべき事はその一点だったはずです。
エピファネイアには完全に力負けですが、マジェスティハーツにかわされたのは展開1つという部分もありますし、それほど気にしなくてもいいでしょう。
ある程度前で安定した競馬が出来るので菊花賞でも可能性はありそうですが、ディープインパクト産駒は菊花賞のイメージはありませんし距離は少し不安ですね。その辺りは母父トニービンとメジロ牧場に期待でしょうか。

セントライト記念はユールシンギングが鋭く差し切り。ダービーフィズとアドマイヤスピカが菊花賞切符

セントライト記念

1着 ユールシンギング
2着 ダービーフィズ
3着 アドマイヤスピカ

台風の中止で1日順延しての開催となったセントライト記念は、後方に控えていた馬が掲示板を独占。
直線を向いて狭くなる場面もありながら最後まできっちりと伸びたユールシンギングが、先に抜けだしたダービーフィズを捕らえて勝利。3着アドマイヤスピカまでが菊花賞への切符を手にしました。

勝ったユールシンギングは前走で500万を勝って中2週。一気に菊花賞出走までこぎつけました。
前走では新潟で最速の上がりを使って勝ち、中山2200でもこの競馬ができたというのは評価したくなるところですが、前走が500万なのでそこまで評価していいものなのか難しいところですね。
直線を向いてから前が壁になった事が結果的にベストなタイミングでの追い出しとなったような感じはありますが、最後の1ハロンのキレは見事でした。
菊花賞に向けてという意味では、この1戦だけでは推すだけの材料にはなりませんが、血統的には母系から長距離でも面白そうな感じはあります。父シンボリクリスエスは距離持ちそうで持たない馬が多い印象ですが、気性による部分も大きいと思うんで、この馬なら大丈夫かも、といったところですね。

2着ダービーフィズはユールシンギングには差されましたが、今回は非常にいいレースをしました。
春にももう少しでクラシックに乗れるというところでしたが、ここでようやくといったところですね。
血統的にも菊花賞の京都3000は楽しみなんですが、今回2,3着のダービーフィズとアドマイヤスピカは1月の若竹賞の1,2着なんですよね。
アドマイヤスピカもその後は期待されながら苦労していますし、この2頭は実は中山がいいだけなのでは、という部分は多少気になります。
オウケンブルースリやジャガーメイルなどを筆頭に京都外回りの長めの距離には強いジャングルポケット産駒で、母はマンハッタンカフェの全妹。血統どおりに受け取ればこの馬の方が本番で面白そうというところなんですが、この馬自身の実績からだとそういうタイプでもないような…というところです。

3着アドマイヤスピカは、外々を回してこの結果なら十分でしょう。
元々長めの距離も使われていますし、レースぶりからも菊花賞に向けて楽しみなんですが、こちらは父キングカメハメハで、あまり菊花賞に向くイメージはありません。ダービーフィズとは逆のパターンですね。
菊花賞での期待度という面ではダービーフィズとは甲乙つけがたいですが、ユールシンギングよりは2,3着馬かなといったところです。
それでも恐らく神戸新聞杯組の方が上位になってくるでしょう。

5着のケイアイチョウサンは今回は本当にトライアルですね。
折り合いに専念して、勝ち負けより次を見据えて乗った感じでした。
菊花賞もこの乗り方で、勝負が決まった後に突っ込んできて2,3着みたいな展開も横山典騎手だけになんとなく想像してしまいます。
ただ今回上がり最速ではあるんですが、最後ナンヨーケンゴーに交わされたのはちょっと気になります。
最後ちょっと抜いたようにも見えるんで微妙ですが、こういう負け方は届かないのはいいんですが、差されるのは良くないですよね。

1番人気で13着のヒラボクディープは中山2200は合わなかったのと、展開も向きませんでした。
ただそれにしても今回は負けすぎですね。菊花賞は今回とは全く質の違うレースになると思うんで、一変の可能性もなくはないですがさすがに推せないですね。それどころか出走自体も微妙な状況になってしまいました。