皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞。エピファネイアで決まるのか?

菊花賞では断然人気が予想されるエピファネイア。
神戸新聞杯で良いレースを見せた事で、だいぶ気性面に対する不安は少なくなりましたが、それでも京都3000という舞台ではまだ不安が残ります。
実際春の皐月賞、ダービーで勝てなかった原因で最初に挙がるのは気性の問題になりますし、夏を越えてそのあたりがどこまで改善されているかが大きな見どころとなります。

が、きちんと折り合いがつくかどうかは走ってみなければ分かりませんので、今回はエピファネイアをデータ的な側面から見てみます。
まずは2400mでの開催となった07年以降の神戸新聞杯勝ち馬の菊花賞での成績をまとめてみます。

07年以降の神戸新聞杯勝ち馬の菊花賞
馬名 神戸新聞杯 菊花賞
13 エピファネイア 1人気1着
12 ゴールドシップ 1人気1着 1人気1着
11 オルフェーヴル 1人気1着 1人気1着
10 ローズキングダム 2人気1着 1人気2着
09 イコピコ 7人気1着 2人気4着
07 ドリームジャーニー 3人気1着 2人気5着

※08年ディープスカイは不出走

ここ2年は神戸新聞杯を1番人気で勝ち、菊花賞でも1番人気に推されたゴールドシップとオルフェーヴルが勝っています。
ともにステイゴールド産駒で、ゴールドシップは皐月賞、オルフェーヴルは皐月賞、ダービーとも勝っていましたので、実績的にはエピファネイアよりも上だとは言えます。

エピファネイアに似ているタイプとしては10年のローズキングダムで、皐月賞4着、ダービー2着。
距離不安を抱えていた事もそうですし、この年の皐月賞馬ヴィクトワールピサ、ダービー馬エイシンフラッシュともに菊花賞に出てこなかった事も今年と似ていますね。
菊花賞でのローズキングダムは距離を意識する部分もあったのか後方からの競馬となり、勝ったのは先行から押し切ったビッグウィーク。3着にも先行勢のビートブラックが入る結果で、展開的にも苦しくなってしまったレースでした。

皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞もまとめてみましょう。

皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞勝ち馬
馬名 皐月賞 ダービー 前走 菊花賞
13 エピファネイア 2人気2着 3人気2着 神戸新聞杯
1人気1着
10 ビッグウィーク 神戸新聞杯
5人気3着
7人気1着
09 スリーロールス 野分特別
3人気1着
8人気1着
08 オウケンブルースリ 神戸新聞杯
2人気3着
1人気1着
04 デルタブルース 九十九里特別
1人気1着
8人気1着

過去10年で皐月賞馬、ダービー馬とも不在だった菊花賞は4回。全て皐月賞、ダービーとも出走していなかった馬が勝っています。

1000万勝ちから菊花賞を制した馬が2頭いますが、ともに菊花賞に強いダンスインザダーク産駒なので、どこまで参考にできるのかは分かりません。今回もダンスインザダーク産駒がいれば面白かったんですけどね。

あとは神戸新聞杯からの2頭ですが、ビッグウィークの10年は神戸新聞杯2着のエイシンフラッシュが菊花賞回避、オウケンブルースリの08年は神戸新聞杯1着のディープスカイ、2着のブラックシェルともに菊花賞には出走していません。
ビッグウィーク、オウケンブルースリとも神戸新聞杯は3着で先着された馬が回避したという事になります。

こちらのデータからはエピファネイアが不利という事になり、皐月賞、ダービーに出走しておらず、1000万勝ちか神戸新聞杯好走からという絞り方をするとマジェスティハーツ、サトノノブレス、フルーキー、バンデの4頭が浮上する事になりますね。

菊花賞登録馬23頭。エピファネイア中心は揺るがず

10月20日に行われる菊花賞の登録が行われ、23頭の登録がありました。
中心はエピファネイアで2番手以降は大混戦という感じですね。

まずは優先出走権を持っている馬です。

エピファネイア
マジェスティハーツ
サトノノブレス
ユールシンギング
ダービーフィズ
アドマイヤスピカ

以下は賞金順。

タマモベストプレイ
ヒラボクディープ
ケイアイチョウサン
テイエムイナズマ
バンデ
フルーキー
ヤマイチパートナー
ラストインパクト
ナリタパイレーツ
インパラトール
アクションスター

ここまでが確定の17頭です。
残りの1枠を900万組の6頭で抽選ですね。

ウインアルザス
エーティータラント
サイモンラムセス
ネコタイショウ
ピュアソルジャー
マイネルサンオペラ

エピファネイアにかなりの人気が集中するのは間違いなさそうで、同じく神戸新聞杯組のマジェスティハーツ、サトノノブレスあたりが続く形でしょうか。
セントライト記念組は恐らくそこまで人気はしないでしょうし、賞金順だと野分特別快勝のフルーキーや、セントライト記念では敗れていますがその後の兵庫特別を圧勝したバンデあたりがどこまで人気するかですね。

展開としては確定組の中ではバンデが単騎で逃げる展開になりそうで、抽選組からウインアルザスかネコタイショウが出てくるようだとちょっと展開は分からなくなります。

野分特別快勝のフルーキーは菊花賞参戦へ

先週の1000万、野分特別を快勝したフルーキーは菊花賞を目指すことに決定。

野分特別では着差こそ3/4馬身ですが、後方からの末脚はかなり際立っていて、前を捉えるところで浜中騎手が後ろを振り返る余裕ぶりで、内容的には完勝でした。
このレースを見る限りでは距離は伸びても面白そうな印象は受けますが、3000となると正直分かりませんね。

血統的には父Redoute’s Choiceで、日本ではランリョウオーやクリアンサスなどがいて、2000でも長いくらいの印象ですが数が少なすぎるのでなんとも言えませんね。
Redoute’s Choiceはデインヒル産駒で、デインヒルはスピード能力が目立つ血統ですが、距離の融通性も意外とある印象です。
フェノーメノも母父デインヒルは距離不安の要素の1つだったと思いますが結局天皇賞(春)を制してしまいましたし、世界的には距離を問わず大活躍中の血統ですから、3000が合う事はないでしょうが菊花賞をこなしてしまう可能性は十分ですね。

ただ予想する方としてはトライアルを使わずに1000万からの参戦というのは判断に困りますね。
ここ数年でも09年にスリーロールスがそれこそ野分特別から直行で勝っていますし、10年のビートブラックも1000万の兵庫特別を勝って菊花賞では3着に入っています。
ともに長距離はいけそうな血統背景を持っていて、特にスリーロールスは菊花賞に強い父ダンスインザダークという点もありましたので、フルーキーとは少し違う部分もありますが。

セントライト記念、神戸新聞杯のトライアル組にめぼしい馬が出てこなければ、このフルーキーが未知の魅力という事で買われる形もありそうです。

野分特別を快勝したフルーキー(牡3=角居)は浜中とのコンビで菊花賞(10月20日、京都芝3000メートル)へ向かう。「距離が延びても対応出来そうな走り方だった。ジョッキーの進言もあり決断した」と師。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/09/11/kiji/K20130911006597560.html

アポロソニック脚部不安でセントライト記念回避。菊花賞は未定

ダービー3着で今週のセントライト記念へ出走を予定していたアポロソニックは左前脚の脚部不安の為、セントライト記念の回避が決定。
今後については未定との事で気になるのは菊花賞ですが、このタイミングでの脚部不安では厳しいと見るのが妥当なんでしょうか。

これでダービー5着までで菊花賞に出てきそうなのはエピファネイアのみとなり、そのエピファネイアはダービーの2400でも折り合いにかなり苦労していましたから神戸新聞杯での走りが非常に重要になってきます。

神戸新聞杯を楽勝するようなら菊花賞はエピファネイアが完全に抜ける形のオッズになりそうですが、どの馬にもチャンスがある菊花賞になりそうです。

セントライト記念(16日、中山)に登録していたダービー3着馬アポロソニック(牡3=堀井)は左前脚の脚部不安で回避することが11日、決まった。今後については未定。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/09/11/kiji/K20130911006597520.html

ダービー4着ペプチドアマゾン年内休養。菊花賞のメンバーはどうなる?

京都新聞杯2着、ダービー4着のペプチドアマゾンは左前脚の靭帯に腫れが見られるとの事で大事をとって年内休養し、年明けの復帰を目指すことになったようです。

京都2400での勝鞍もあって京都新聞杯ではキズナから0.2差の2着、ダービーでも0.3差の4着と好走していますので、菊花賞へ向けても楽しみな一頭だったのですが残念ですね。

ダービー馬のキズナは海外で、皐月賞馬のロゴタイプは天皇賞(秋)へ向かう予定です。
エピファネイアはまだ分かりませんが、コディーノも毎日王冠からという事で菊花賞はなさそうな状況で、今のところこれといった上がり馬もいませんし、どのようなメンバーでのレースになるのでしょうか。

先日ラストインパクトが1000万で良い勝ち方をしていましたが、予定している神戸新聞杯の結果次第ではこのあたりが中心になってくるのかもしれません。
トライアルが例年以上に重要になってきそうな感じですね。

今年のダービー4着馬ペプチドアマゾン(牡=吉村)が、年内いっぱい休養することとなった。吉村師が27日、明らかにした。「左前脚のじん帯がはれたので、大事をとって年内は休ませることにした。様子を見ながらだが、年明けに復帰できれば」と指揮官は語った。同馬は秋始動戦の神戸新聞杯に向け、来週にも放牧先から帰厩予定だった。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/08/28/kiji/K20130828006496910.html